1936
作詞・曲/アーヴィング・バーリン Irving Berlin
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これは1936年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Follow the Fleet』にアーヴィング・バーリンが書いた曲である。映画では中ほどでアステアが珍しくピアノを弾いてこのメロディを奏でる。それからロジャーズとともに歌いそして踊る。アステアのピアノはあんがい上手でびっくりさせられる。と言っても映画『愛情物語』のタイロン・パワーのように、こんなに弾けるんだぞとばかりに何度も何度も執拗に見せつけるということはない。アステアのRKO映画全体に言えることだが、いつも軽いタッチでしつこくなく深刻ぶらないところが、その大きな魅力の一つだと思う。アステア自身がそういう性格なのだろうが、じっさい彼がピアノを弾く場面は、数多いアステア映画のなかでも稀だという…
── 本文より