1937
作詞/オスカー・ハマースタイン二世 Oscar Hammerstein II
作曲/ベン・オウクランド Ben Oakland
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ハマースタイン二世が作詞し、ベン・オウクランドが作曲した’37年のワルツで、同名の映画『I’ll Take Romance』(Columbia)の主題歌として使われた。これはそのなかではグレイス・ムーアによって歌われ、またその後トニー・マーティンのレコードによってヒットした。グレイス・ムーア Grace Moore (’01-’47)はテネスィー生れの美貌のソプラノ歌手で、’20年代にブロードウェイ・デビューし映画にも活躍した。この映画は彼女がヴェルディやプッチーニの曲を歌うべくつくられたもので物語りはやや希薄だった。が彼女は惜しいことにコペンハーゲンでの飛行機事故で亡くなっている。この曲はまた『Good Girls Go to Paris』(Columbia, 1939)、『Holiday in Havanna』(Columbia, 1949)、『Manhattan Angel』(Columbia, 1949)などの映画にも挿入使用され、’50年代にはイーディ・ゴーメのレコードがヒット・チャートの三位にまで昇り、その後ジャズ・ミュージシャンにも素材として愛されてきた…
── 本文より