これはデューク・エリントンのインストゥルメンタルから歌詞がついてスタンダード化した曲の一つだ。最初は1942年にエリントンが書いた［Sentimental Lady］というインストゥルメンタルで、ボブ・ラッセルが歌詞をつけて’44年にエリントン楽団がレコーディングし、そのとき歌ったのはジョウヤ・シェリルだった。

シェリル（1927-）は［Take the A Train］の歌詞を書いたと言われている人だ。クレディットされていないが、実際はそうだそうで、彼女は’42年にエリントン楽団に加入し、4年間在籍した。それからベニー・グッドマン楽団のロシア公演に加わり、エリントン楽団にも何度か戻っているし、またブロードウェイ・ミュージカルにも出演している。エリントンは彼女の歌を高く評価しているが、残念ながら日本にはほとんどレコードは来ていない…

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