1959年
〈1〉 Off Key
作詞/ニュートン・メンドンサ Newton Ferreira de Mendonça
英訳/ジーン・リーズ Gene Lees
〈2〉 Slightly Out of Tune
英詩/ジョン・ヘンドリックス Jon Hendricks,ジェスィ・キャヴァノー Jessie Cavanaugh
作曲/アントニオ・カルロス・ジョビン Antonio Carlos Jobim
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─ 解説 ─
アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァ曲のなかでも、最も早くわれわれの耳に入ってきたもので、私が初めてこの曲を聴いたのは、ディズィ・ガレスピの率いるオーケストラのものだった。1960年頃だったろうか、まだボサノヴァのレコードがあまり入ってきていないし、日本盤も出されていない頃だから、これは私にはボサノヴァの最初の曲という印象がある。ガレスピのレコードは凄く野性的で、なにかアフリカ色の強いものに聞こえたのを憶えている。この曲は歌詞の中にボサノヴァという言葉が現れた最初の曲と言われ、ボサノヴァという音楽の潮流のまさに端緒となった。だがジョアン・ジルベルトが歌った同じ1959年の [Chega de Saudade] が厳密にはボサノヴァ最初の曲で、これはジョビンがヴィニシウス・ヂ・モライスと少し前に作り、前年7月に録音したものだ…
── 本文より抜粋
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