エドワード・マッデン作詞、ガス・エドワーズ作曲で1909年に書かれた有名な曲である。ちょうどお月様に絡めた曲がヒットした時代で、この曲もそのうちの一つだった。以後息が長くヒットしてアメリカの懐かしの名曲集の一曲となり、1940年代には同名のドリス・デイ主演20世紀フォックス映画『By the Light of the Silvery Moon』が作られて、その主題歌ともなっている。それからTV番組にも多く使われてきている。

エドワード・マッデン（1879-1945、ただし1878-1952とする資料もあった）はニューヨークに生れ育っている。フォードハム Fordham 大学を出ると、映画『ファニー・ガール』に描かれたファニー・ブライスなどもふくめて多くの歌手に歌詞を書くようになった。ヴォードヴィルの役者でもあり、また多くの脚本や翻案を書いたが、のちにブロードウェイに移って仕事をした…

── 本文より