1931
作詞/テッド・ケーラー Ted Koehler
作曲/ハロルド・アーレン Harold Arlen
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- 解説、英詞、日本語訳
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テッド・ケーラーとハロルド・アーレンのコンビが’31年のコットン・クラブのショウ【Rhythmania】に書いた曲で、そのなかでブルース歌手エイダ・ウォード Aida Ward が歌った。これはかなりのヒットとなったが、ちょうどエリントン・バンドが初めてコットン・クラブをやめて(エリントン・バンドは何度もコットン・クラブを出たり入ったりする)キャブ・キャロウェイのバンドが代りに入ったときで、キャロウェイのために二人が書いた曲[Trickeration]と[Kickin’ the Gong Around]もやはりヒットして、この曲はそうは目立たなかったようだ。これは春のショウだったが([研究─コットンクラブ物語り・4]を参照)、秋のショウでキャロウェイは[Minnie the Moocher]を歌って他のヒット曲をもっとかすませてしまうことになる。がキャロウェイの曲はキャロウェイにしか歌えないようなものが多く、スタンダードにはなりにくいが、この曲はゆっくりと地味にだがスタンダード曲の仲間入りをしてきた…
── 本文より