別巻クリスマス編[増補改訂版]」カテゴリーアーカイブ

[We Three Kings of Orient Are]We Three Kings of Orient Are

これはジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニアが1857年に作詞、作曲したもので、’62年の彼の曲集《Carols, Hymns and Songs》に載せられた。ホプキンズ(1820-1891)はピッツバーグ生れで、作詞家であり、雑誌の記者、編集者で、絵も描いたりステインド・グラスのデザイナーもやっていた。

[Twelve Days of Christmas, The]The Twelve Days of Christmas

この曲はイギリスの民間伝承の唄の一つで作者は判っていない。しかしヨーロッパとスカンディナヴィアで16世紀頃からクリスマス節に歌われていたという指摘もある。とにかく一目、これは数え歌であり、16世紀のイギリスでは数え歌がとてもはやったという。

[Little Drummer Boy, The]The Little Drummer Boy

これはハリー・スィメオン 、ヘンリー・オノラーティ、キャサリン・K・デイヴィスら三者の作で、1958年と比較的新しいクリスマス曲である。聖書外典からの話しとして、幼いイエスの誕生にさいして贈り物をさしあげる余裕のない貧しい少年が、聖母マリアの許しを得て新生児のためにドラムをたたくと、歌詞は歌っている。

[Christmas Song, The]The Christmas Song

お馴染みトーメ/ウェルズのコンビによるクリスマス曲で、同じかそれに近い題名のものがいくつかあったので、普通は括弧して(Chestnuts Roasting on an Open Fire)と曲名のあとにつけて言及される。クリスマス曲としては珍しくジャズィな雰囲気のある曲である。

[Sleigh Ride]Sleigh Ride

これはクラシックとジャズまたはポップスの領域をまたいだ作曲家として有名なリーロイ・アンダーソン(ルロイという表記が日本のラジオや出版物で一般的だが英語の発音としてはリーロイ)の曲で、最初はアンダーソン自身のオーケストラが演奏したデッカのレコードがヒットした。

[Silent Night]Silent Night

この曲は1818年にオーストリアの神父ヨーゼフ・モールが作詞し、教会オルガニストのフランツ・グルーバーが作曲した作品である。従って歌詞はドイツ語で、メロディもグルーバーのオリジナルと現在歌われているものとは(とくに最終節部分が)少し異なるという。