[I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life]I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life サイ・コウルマンが書き、ジョウゼフ・A・マカースィが歌詞をつけた曲で、1955年の作品だ。コウルマンがまだ無名に近いときで、ナット・キング・コールがとりあげて歌い、多くの人に知られるようになった。
[I’m Coming, Virginia]I’m Coming, Virginia ウィル・マリオン・クックとドナルド・ヘイウッドの共作で、1926年の作品だ。クックとヘイウッドは、二人とも立派な音楽家であり、どちらがこの曲を書いたのかはっきりしない。
[I’ll String Along with You](You May Not Be an Angel but) I’ll String Along with You アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、1934年の映画『Twenty Million Sweethearts』に使われた曲である。この映画にはディック・パウエル Dick Powell、ジンジャー・ロジャーズ、ミルズ・ブラザーズ、テッド・フィオリト楽団 Ted Fio Rito & His Orchestra などが出演し、フィオリト楽団でマズィ・マルセリーノ Muzzy Marcellino 歌のレコードが5月に出て1位を5週維持し、14週チャート入っていた。
[Come Fly with Me]Come Fly with Me サミー・カーン作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲で、スタンダード曲としては遅い1958年の作品である。フランク・シナトラか歌ってヒットした。
[Carry Me Back to Old Virginny]Carry Me Back to Old Virginny ジェイムズ・アレン・ブランドの書いた曲で、南北戦争後の1878年の作品である。ちょうど解放奴隷が仕事を求めて悪戦苦闘していたときで、当然白人社会は上部の地位や資産を独占していて、黒人に廻される仕事は最低、最下層のものだけであり、こんなことなら奴隷制下の農園で働いていた方がよかったという、新時代の黒人のあいだの世相をいくらか反映している。
[By the Light of the Silvery Moon]By the Light of the Silvery Moon エドワード・マッデン作詞、ガス・エドワーズ作曲で1909年に書かれた有名な曲である。ちょうどお月様に絡めた曲がヒットした時代で、この曲もそのうちの一つだった。
[Because of You]Because of You アーサー・ハマースタインとダドリー・ウィルキンソンが1940年に書いた曲で、かなりたって1951年の映画『I Was an American Spy』に入れられた。トニー・ベネットが歌ったものが同年のチャートのトップに入り10週維持した。
[Beautiful Friendship, A]A Beautiful Friendship ドナルド・カーンとスタンリー・スタインの1956年の作品である。スタイン作詞、カーン作曲となっているか、カーンは作詞にも関与しているかもしれない。ミュージカルや映画に使われたのではないので、あまり詳しいことが掴めなかった。
[Anniversary Song, The]The Anniversary Song アル・ジョルソンの最初の伝記映画『アル・ジョルソン物語 The Jolson Story』(1946)のなかに挿入された曲で、彼が主演のラリー・パークスに吹き替えて歌った。作詞はソール・チャップリンで、クレディットには彼とジョルソンが名を連ねている。
[All God’s Chillun Got Rhythm]All God’s Chillun Got Rhythm ガス・カーン作詞、ウォルター・ジャーマンとブロニスロー・ケイパー作曲で、マークス兄弟の映画『A Day at the Races』(1937)に使われた曲である。そこではデューク・エリントン楽団をバックにアイヴィ・アンダーソン Ivie Anderson がコーラスとともに歌った。