第20巻」カテゴリーアーカイブ

[Memphis Blues]Memphis Blues

W・C・ハンディが1910年に書いた有名な曲に、ジョージ・A・ノートンが歌詞をつけたもので、1912年9月に出版されている。ハンディ自身が〝南部のラグ〞と形容したこの曲は、1909年のテネスィ州メンフィスの市長選挙のキャンペイン・ソングとして、[Mr. Crump]というタイトルでエドワード・クランプ Edward Crump 候補のために書かれた。

[Love (L-O-V-E)]Love (L-O-V-E)

日本でもポップスとしてヒットしたので、かなりよく知られている曲だ。ドイツ人トランペッターのベルト・ケンプフェルトが曲をつくり、ユダヤ系のミルト・ゲイブラーか歌詞をつけるという、戦前戦中にはありえない、戦後20年のアメリカでしか起きえないような奇跡の組み合わせでできた曲である。

[I’ll String Along with You](You May Not Be an Angel but) I’ll String Along with You

アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、1934年の映画『Twenty Million Sweethearts』に使われた曲である。この映画にはディック・パウエル Dick Powell、ジンジャー・ロジャーズ、ミルズ・ブラザーズ、テッド・フィオリト楽団 Ted Fio Rito & His Orchestra などが出演し、フィオリト楽団でマズィ・マルセリーノ Muzzy Marcellino 歌のレコードが5月に出て1位を5週維持し、14週チャート入っていた。