[Softly as in a Morning Sunrise]Softly as in a Morning Sunrise オスカー・ハマースタイン二世作詞、スィグマンド・ロンバーグ作曲で、1928年のオペレッタ【The New Moon】に入れられた曲で、そこではウィリアム・オニール William O’Neal が歌った。
[Something Cool]Something Cool 作曲家のビリー・バーンズが『欲望という名の電車 Streetcar Named Desire』で主演したブランチ・デュボイス Blanche DuBois のために1953年に書いた曲である。そして翌’54年にジューン・クリスティがピート・ルゴロ編曲で歌って大きくヒットした。
[Something to Live For]Something to Live For デューク・エリントンとビリー・ストレイホーンの1939年の作品で、共作ということになっている。彼らの作品はどちらが書いたか判らないものも多いが、この曲は80パーセントほどはストレイホーンによると考えていい。
[Sound of Music]Sound of Music ロジャーズ・アンド・ハマースタインのコンビの曲で、1959年の11月16日に始まったブロードウェイ・ミュージカル【The Sound of Music】の主題歌として使われた。そのなかでは主演のメアリィ・マーティンがこれを歌った。
[Muskrat Ramble]Muskrat Ramble キッド・オリィの1926年の曲で、ルイ・アームストロングのホット・ファイヴのレコードが表向きには最初の録音だった。というのは彼はかなり前にこれをつくったらしいのである。ただ正確なことはもう今では判らないのが実情だ。
[You, Rascal You (I’m Glad When You’re Dead)]You, Rascal You (I’m Glad When You’re Dead) コミック・タレントで役者でもあり歌手でもあったサム・サードが書いた曲で、1931年のクレディットになっている。彼はこの曲をかなり前に書きあげていたようで、’29年6月にもうブルース歌手でピアニストのカウ・カウ・ダヴェンポート Cow Cow Davenport とレコーディングしている。
[What Kind of Fool Am I?]What Kind of Fool Am I? イギリスの作家レスリー・ブリッカスとアンソニー・ニューリーのコンビの1962年のミュージカル【Stop the World─I Want to Get Off】の最後に使われた曲で、そのなかでは主人公リトルチャップを演じたニューリーが歌った。
[Lulu’s Back in Town]Lulu’s Back in Town 作詞アル・デュビン、作曲ハリー・ウォレンの1935年の作品である。そして同年の映画『Broadway Gondlier』(Warner)に使用され、ディック・パウエルとミルズ・ブラザーズがこの曲を歌い、ほかにもジョウン・ブロンデル Joan Blondell、テッド・フィオリト楽団などが出演した。
【研究】アニィ・ロスのインタヴュー アニィ・ロスがジョン・ヘンドリックスとともに2000年にニューヨークのブルーノウトに出演したころ、ハリウッドの記者が彼女のことをいみじくも〝nightingale with fangs 毒牙をもったナイティンゲイル〞と形容した。
[Beale Street Blues]Beale Street Blues W・C・ハンディの発表した多くのブルースのうちの一曲で、1916年に出されている。一応作詞曲とも彼に帰属するが、彼がトラディショナル曲を蒐集し編集して仕上げたブルースである。