【研究】アニィ・ロスのインタヴュー アニィ・ロスがジョン・ヘンドリックスとともに2000年にニューヨークのブルーノウトに出演したころ、ハリウッドの記者が彼女のことをいみじくも〝nightingale with fangs 毒牙をもったナイティンゲイル〞と形容した。
[You, Rascal You (I’m Glad When You’re Dead)]You, Rascal You (I’m Glad When You’re Dead) コミック・タレントで役者でもあり歌手でもあったサム・サードが書いた曲で、1931年のクレディットになっている。彼はこの曲をかなり前に書きあげていたようで、’29年6月にもうブルース歌手でピアニストのカウ・カウ・ダヴェンポート Cow Cow Davenport とレコーディングしている。
[What Kind of Fool Am I?]What Kind of Fool Am I? イギリスの作家レスリー・ブリッカスとアンソニー・ニューリーのコンビの1962年のミュージカル【Stop the World─I Want to Get Off】の最後に使われた曲で、そのなかでは主人公リトルチャップを演じたニューリーが歌った。
[Twisted]Twisted この曲はテナーサックス奏者のウォーデル・グレイがつくったインストゥルメンタルのブルースである。1949年に彼がアル・ヘイグ Al Haig、トミー・ポッター Tommy Potter、ロイ・ヘインズ Roy Haynes らとともにレコーディングしたのが最初の録音で、それからのちにアニィ・ロスがメロディだけでなくグレイのアドリブにまで歌詞をつけて歌い、いわばヴォウカリーズ vocalise 曲として完成させた。
[Then I’ll Be Tired of You]Then I’ll Be Tired of You E・Y・ハーバーグ作詞、アーサー・シュウォーツ作曲の1934年の曲である。この曲はミュージカル、映画に関係なくつくられたようだ。ミュージカル用につくられ没になったとも考えられるが、いずれにしろ資料がほとんど見つからなかった。’34年9月の初めにフレディ・マーティン楽団のレコードがチャートの12位に入り、末にファッツ・ワーラーのレコードが9位に入ってヒットした。
[Straighten Up and Fly Right]Straighten Up and Fly Right ナット・キング・コールがまだ無名時代に書いたもので、彼の出世の発端となった曲だ。彼のこの曲のレコードは1943年11月に出ているが、それまですでに演奏していたというからもう少し前に書かれたものだろう。
[Stairway to the Stars, A]A Stairway to the Stars マット・マルネックとフランク・スィニョレリのコンビの曲で、のちにミッチェル・パリッシュが歌詞をつけて1939年にできあがった。マルネックとスィニョレリはポール・ホワイトマン楽団のメンバーで、最初これは[Park Avenue Fantasy]というインストゥルメンタルとして完成し、ホワイトマン楽団が演奏した。
[Sound of Music]Sound of Music ロジャーズ・アンド・ハマースタインのコンビの曲で、1959年の11月16日に始まったブロードウェイ・ミュージカル【The Sound of Music】の主題歌として使われた。そのなかでは主演のメアリィ・マーティンがこれを歌った。
[Something to Live For]Something to Live For デューク・エリントンとビリー・ストレイホーンの1939年の作品で、共作ということになっている。彼らの作品はどちらが書いたか判らないものも多いが、この曲は80パーセントほどはストレイホーンによると考えていい。
[Something Cool]Something Cool 作曲家のビリー・バーンズが『欲望という名の電車 Streetcar Named Desire』で主演したブランチ・デュボイス Blanche DuBois のために1953年に書いた曲である。そして翌’54年にジューン・クリスティがピート・ルゴロ編曲で歌って大きくヒットした。