[Man That Got Away, The]The Man That Got Away ハロルド・アーレンが書いて、アイラ・ガーシュウィンが歌詞をつけ、1953年の映画『A Star Is Born』に使われた曲である。そのなかではジュディ・ガーランドが歌い、以後彼女の得意のナンバーになった曲だ。
[Charade]Charade ヘンリー・マンスィーニの曲でジョニー・マーサーが歌詞をつけた、1963年の同名の映画『Charade』の主題歌である。オードリー・ヘプバーンとケイリィ・グラントが主演し、当時アンディ・ウィリアムズ、ジャック・ジョーンズや、マンスィーニ自身のレコードも出されてこの曲は大きくヒットした。
[Charmaine]Charmaine 映画初期の主題歌として成功した曲で、ルー・ポラック作詞、アーノウ・ラペー作曲による1926年の作品だ。それはエドマンド・ロウ、ヴィクター・マクラグレン主演のサイレント映画『What Price Glory?』(Fox) で、無声映画ゆえに音は入っていないが、ポラックとラペーはこの映画の主題歌として書いたのだ。
[Hello Young Lovers]Hello Young Lovers ロジャーズ/ハマースタインのミュージカル【King and I 王様と私】のために書かれた曲で、1951年の作品である。舞台ではユル・ブリナーとガートルード・ローレンスが主演し、その映画化『King and I』でもブリナーがデボラ・カーと演じ、この曲は両方で使われた。
[I Will Wait for You]I Will Wait for You ミシェル・ルグラン作曲、ジャック・デミ作詞でつくられた1964年のフランスのミュージカル映画『The Umbrellas of Cherbourg シェルブールの雨傘』に入れられた曲だ。映画ではカトリーヌ・ドヌーヴが歌い、その声はダニエル・リカリ Danielle Licari が吹き替えていた。
[I Wished on the Moon]I Wished on the Moon 作家、評論家、詩人のドロスィ・パーカーが歌詞をつけ、ラルフ・レインジャーが作曲し、1935年末の映画『Big Broadcast of 1936』に使われた曲である。この映画にはビング・クロズビィ、エセル・マーマン、エイモスとアンディ、ビル・ロビンソン、ニコラス・ブラザーズなど多くが出演し、この曲はクロズビィが歌った。
[In a Sentimental Mood]In a Sentimental Mood デューク・エリントンの有名な曲で、ジャズファンで知らない人は少ないだろう。1935年につくられたインストゥルメンタルで、歌詞はあとからつけられ、そのときはエリントン自身が作詞曲両方やったことになっている。作詞はエリントン自身ではないと思うが、とにかく両方彼の名が入っている。
[It’s De-Lovely]It’s De-Lovely この曲はコウル・ポーターが1936年のミューズィカル【Red, Hot and Blue】に入れたもので、若い男女が恋に落ち結婚し、子供をつくりその子供が成人し成功するまでを、言葉遊びふうに語った唄だ。またポーター得意のリスト・ソングの一種ともとれるかもしれない。
[Let There Be Love]Let There Be Love イアン・グラント作詞、ライオネル・ランド作曲で1940年につくられた曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。この曲は最初はビギンとしてつくられたようだ。