[This Is Always]This Is Always マック・ゴードンとハリー・ウォレンのコンビが1946年につくった曲で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使用挿入された。そこではジューン・ヘイヴァーが歌っている。
[This Is All I Ask]This Is All I Ask 作編曲家のゴードン・ジェンキンズが、曲だけでなく歌詞も書いて仕上げた1958年の曲である。最初に歌ったのはコメディアンのダニー・トーマスで、’58年に自分のTVショウで歌った。
[This Can’t Be Love]This Can’t Be Love ロレンズ・ハート作詞、リチャード・ロジャーズ作曲で、シェイクスピア演劇をミュージカル化した1938年の【スィラキュースから来た男たち The Boys from Syracuse】に使われた曲である。
[Sunday in New York]Sunday in New York ピアニストのピーター・ニーロの曲で、1963年に書かれている。歌詞は翌’64年 にキャロル・コウツがつけた。ミュージカル、映画とも関係なく、この曲に関しては資料らしいものがなにも見つからなかった。
[Sunday]Sunday ジュール・スタインの最初のヒット曲で、1926年につくったものだ。彼がシカゴのアーノルド・ジョンソン Arnold Johnson のオーケストラのピアニスト兼アレンジャーだったときにこれを書いたが、それにはまだ歌詞がなかった。
[Spring Can Really Hang You Up the Most]Spring Can Really Hang You Up the Most フラン・ランデスマン作詞、トミー・ウルフ作曲で1955年につくられたたいへん粋な曲である。ランデスマン、ウルフの二人はセントルイスでこの曲をつくったが、それをニューヨークに持ち帰って歌ったのはジャッキー・アンド・ロイで、彼らが豪快なサックス奏法で鳴らしたチャーリィ・ヴェンチュラの楽団に所属していたときだった。
[South of the Border]South of the Border 英国のソングライター・ティームのジミー・ケネディとマイケル・カーのコンビが1939年に書いた曲だ。カントリー・ウエスタンの歌手ジーン・オートリィが英国公演をやったときに彼のために二人が書いた曲で、オートリィの歌でアメリカの人びとに聴かれることになった。
[Some of These Days]Some of These Days 黒人ソングライターのシェルトン・ブルックスが1910年に書いた曲で、ソフィ・タッカーのテーマ曲として有名になった。そのシート・ミュージックは二百万部をこえる売れ行きとなり、チャートでは’11年5月にアメリカン・カルテットで3位に、7月にソフィ・タッカーの歌で2位までのぼった。
[One Note Samba]One Note Samba 1961年につくられたアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァ曲の代表で、知らない人はいないほど有名になった。彼は小さいときから釣りをしながら、ギターの弾き語りをして遊んでいたが、その仲間の一人がニュートン・メンドンサだった。