[I’m a Fool to Want You]I’m a Fool to Want You これはフランク・シナトラが歌詞も書いた曲で、1951年に彼が歌ってヒットした。もともとはジョエル・S・ヘロンが作曲しジャック・ウルフが作詞した曲で、シナトラ自身の経営していた楽譜出版社代表のベン・バートン Ben Barton がシナトラのために見つけてきたものだった。
[I’ll Never Be the Same]I’ll Never Be the Same これはピアニストのフランク・スィニョレリとヴァイオリン奏者でソングライターでもあったマット・マルネックが1932年につくった曲で、ガス・カーンが歌詞を書いている。
[I Guess I’ll Have to Change My Plan]I Guess I’ll Have to Change My Plan これはハワード・ディーツ作詞、アーサー・シュウォーツ作曲の、1929年のブロードウェイ・レヴュー【The Little Show】に使われた曲で、2コーラス目の歌詞から引っこ抜いた[The Blue Pajama Song]という副題がついていた。
[Gimme a Pigfoot and a Bottle of Beer]Gimme a Pigfoot and a Bottle of Beer これは1933年にベスィ・スミスが歌って Columbia からレコードが出された曲である。つくったのはリオウラ・B・ウィルソン Leola B. Wilson とウェズリー・ウィルソン ‘Kid’ Wesley ‘Socks’ Wilson(Kid と Socks はあだ名、また Sox という表記もあった)の夫妻だが、クレディットにはウェズリー・ウィルソンの名しか入っていない。
[Five Foot Two, Eyes of Blue]Five Foot Two, Eyes of Blue これはヘンダーソンの初期の成功作の一つで、サム・M・ルイスとジョウ・ヤングのコンビが歌詞をつけた1925年の曲だ。ヘンダーソンは’23年の[That Old Gang of Mine]が大ヒットしてからヒット曲を量産していくが、スタンダード曲としてはこの曲と’26年の[Bye Bye Blackbird]がとくに有名になった。
[Do I Love You]Do I Love You これはコール・ポーターが1939年末のミュージカル【Du Barry Was a Lady】に書いた曲である。映画『The Wizard of Oz』を撮りおえたばかりのバート・ラーが主演し、この曲はエセル・マーマンとロナルド・グレアム Ronald Graham が歌った。
[Candy]Candy これは作詞マック・デイヴィド、作曲ジョウン・ウィットニー、アレックス・クレイマーで1944年につくられた曲だ。作詞家として有名なジョニー・マーサーがこの頃は歌手としても活躍していて、ジョウ・スタッフォードとパイド・パイパーズとともにこれを歌った。
[Bye Bye Baby]Bye Bye Baby これはリーオ・ロビン作詞、ジュール・スタイン作曲で1949年のブロードウェイ・ミュージカル【Gentlemen Prefer Blondes】に使われた曲だ。主演はキャロル・チャニング(1921-)で、彼女がこの曲を歌った。
[Boogie Woogie Bugle Boy of Company B]Boogie Woogie Bugle Boy of Company B これはドン・レイ作詞、ヒューイ・プリンス作曲で(クレディットでは共作となっているが)1941年の映画『Buck Privates』(Universal)に使われた曲だ。アボット/コステロの日本では〝凸凹珍道中〞と称したコメディ映画の第二作だった。
[Beyond the Blue Horizen]Beyond the Blue Horizen この曲はリーオ・ロビン作詞、リチャード・ホワイティング、フランク・ハーリング作曲で、1930年の映画『Monte Carlo』(Paramount)のためにつくられた。主演はジャネット・マクドナルドで、彼女が汽車のピストンや車輪のリズムに載せてこの曲を歌い、車窓から見える農夫たちが2コーラス目で合わせてハーモニィをつけ、当時としては大変斬新で評判になる場面をつくりあげた。