[There Is No Greater Love]There Is No Greater Love これはマーティ・サイムズ作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲の1936年の作品である。映画、ミュージカルとは関係なく、最初に録音したのはアイシャム・ジョーンズ自らの楽団で、そのデッカのレコードはヒット・チャートで20位までのぼった。
[That’s All]That’s All この曲はボブ・ヘイムズとアラン・ブラントの共作によるもので、1952年につくられている。まったくヒットらしい曲ではなかったが、すぐにジャズ歌手に歌われるようになり、スタンダード曲になった。
[Sugar]Sugar これはメイスィオウ・ピンカードとスィドニー・D・ミッチェルの共作による曲で、クレディットは1927年になっているが’26年になっている資料もあり、実際、最初に歌ったエセル・ウォーターズのレコードは’26年に出ている。
[Song Is You, The]The Song Is You これはハマースタイン二世作詞、ジェロウム・カーン作曲で1932年のミュージカル【Music in the Air】に使われた曲だ。そのなかではテュリオ・カーミナティ Tullio Carminati とナタリィ・ホール Natalie Hall がこれを歌った。
[Sometimes I’m Happy]Sometimes I’m Happy これはアーヴィング・スィーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンズ作曲で1927年のミュージカル【Hit the Deck】に使われた曲だ。そのなかではルイーズ・グルーディ Louise Groody とチャールズ・キング Charles King がこれを歌った。
[Someday Sweetheart]Someday Sweetheart これは黒人ソングライターのベンジャミン・F、ジョン・Cのスパイクス兄弟が1919年につくった曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。レブ Reb (Benjamin F.)とジョンは’20年代にロサンジェルスでいろいろな音楽の仕事に携わり、一時はジェリー・ロウル・モートンも入っていたショウ・バンドをやっていた。
[Sleepy Time Gal]Sleepy Time Gal これはミュージカル、映画とは関係なく、オールデン、イーガン作詞、ロレンゾ、ホワイティング作曲で1925年につくられた曲だ。ウクレレ・アイクやカナダのピアニストのヴェラ・ギラロフ Vera Guilaroff などの吹き込んだものがベスト・セラーとなった。
[Shine on, Harvest Moon]Shine on, Harvest Moon これは作詞ジャック・ノーワース、作曲ノウラ・ベイズとジャック・ノーワースで、1908年の【Ziegfeld Follies of 1908】に使われた曲である。そこではノウラ・ベイズが歌い、以後これは彼女の看板の曲になった。
[One I Love Belongs to Somebody Else, The]The One I Love Belongs to Somebody Else これはガス・カーン作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲でミュージカルや映画とは関係なくつくられ、1924年にジョーンズ楽団の演奏やアル・ジョルソン、ソフィ・タッカーの歌で有名になった曲だ。
[On a Clear Day (You Can See Forever)]On a Clear Day (You Can See Forever) これはアラン・J・ラーナー作詞、バートン・レイン作曲で1965年10月17日に開幕したミュージカル【On a Clear Day You Can See Forever】に使われた曲だ。翌年ラーナーの書いた脚本とともに楽譜が出版されたので、そのせいでクレディットが’66年になっているようだ。