[I’m Just a Lucky So and So]I’m Just a Lucky So and So これはデューク・エリントンのインストゥルメンタル・ナンバーで、マック・デイヴィドが作詞した1945年の曲である。映画、ミュージカルや彼の組曲とも関係なく独立して書かれている。
[I’m Confessin’ That I Love You]I’m Confessin’ That I Love You これはアレン・J・ニーバーグ作詞、ドク・ドーアティ、エリス・レイノルズ作曲の1930年の作品で、ミュージカル、映画とは関係がない。がこの曲はもとは’29年につくられた[Lookin’ for Another Sweetie]という曲で、ファッツ・ワーラーによって録音されたという。
[I’ll Be Seeing You]I’ll Be Seeing You これはアーヴィング・カール作詞、サミー・フェイン作曲で、1938年のミューズィカル【Right This Way】に使われた曲である。そのなかではタマラ・ジーヴァ Tamara Geva が歌ったが、このミュージカルは失敗してすぐに閉めた。
[It’s Been a Long, Long Time]It’s Been a Long, Long Time これはカーンとスタインのコンビによる曲で、[Five Minutes More]と同じように戦時中または戦後の社会的雰囲気をつかんだヒット曲である。映画、ミュージカルとは関係ない。
[It Had to Be You]It Had to Be You これはアイシャム・ジョーンズの楽団の1924年のヒット曲で、ガス・カーンが歌詞をつけている。映画、ミュージカルには関係なくても、ジョーンズ楽団のレコードがヒット・チャートのトップにあがって、その位置を5週維持した。同年にはさらにマリオン・ハリスの歌が3位まで、ウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズの歌が6位までのぼり、ビリー・マレイ Billy Murray とアイリーン・スタンレイ Aileen Stanley、ポール・ホワイトマン楽団などのレコードもチャート入りし、またサム・ラーニン Sam Lanin、ケイ・トンプソン Kay Thompson らのレコードも出た。
[It Ain’t Necessarily So]It Ain’t Necessarily So これはガーシュウィン兄弟が1935年に書いたフォーク・オペラ【Porgy and Bess】のなかの曲である。このオペラはデュボウス・ヘイワードの’25年の小説《Porgy》を彼自身が脚本化し、それに彼とアイラが作詞を担当し、ジョージが作曲するというかたちでつくられていった。
[Is You Is, or Is You Ain’t My Baby]Is You Is, or Is You Ain’t My Baby これはサックスと歌のルイ・ジョーダンの曲で、ビリー・オースティンが作詞して1944年のミュージカル映画『Follow the Boys』(Universal)に挿入された。そのなかではジョーダンが歌った。
[Invitation]Invitation これはブロニスロー・ケイパーが作曲して1952年の同名の映画『Invitation』(MGM)にインストゥルメンタルとして背景に使われた曲だ。が《The New Real Book: vol.3》などの曲集のクレディットには’44年とあり、厳密には’44年に書かれたようだ。
[In the Wee Small Hours of the Morning]In the Wee Small Hours of the Morning これはボブ・ヒリアード作詞、デイヴィド・マン(デイヴ Dave と書かれている場合もある)作曲で1955年につくられた曲である。映画、ミュージカルとは関係ない。
[If I Should Lose You]If I Should Lose You これはリーオ・ロビン作詞、ラルフ・レインジャー作曲で1936年のミュージカル映画『Rose of the Rancho』(Paramount)に使われた曲である。それにはジョン・ボウルズ John Boles とグラディス・スウォートハウト Gladys Swarthout が出演し、スウォートハウトがこれを歌った。