[Forty Second Street]Forty Second Street アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲になる’33年のミュージカル映画『42nd Street』(Warner)の主題歌である。そのなかではルビー・キーラーがこれを歌い、ほかにディック・パウエル、ジンジャー・ロジャーズらが出演した。
[For Sentimental Reasons]For Sentimental Reasons ’46年のナット・キング・コールのヒット曲で、その前年にディーク・ワトソンとウィリアム・ベストの二人が書いた曲である。従って映画、ミュージカルとは関係ない。
[End of a Love Affair, The]The End of a Love Affair ピアニストのエドワード・C・レディングが歌手のメイベル・マーサーのために書いた曲で、’50年の作品だ。とくにヒットしたというわけではないが、マーサーの影響力ゆえだろうか、以後ビリー・ホリデイやフランク・シナトラも歌うスタンダード曲になった。
[Do You Know What It Means to Miss New Orleans]Do You Know What It Means to Miss New Orleans エディ・デランジ作詞、ルイス・オールター作曲で、’47年の映画『New Orleans』(United Artists)の主題歌として使われた曲だ。そのなかではルイ・アームストロングとビリー・ホリデイが演奏し歌った。
[Danny Boy]Danny Boy アイルランド民謡で、日本人も学校で習う曲の一つである。従ってメロディは多くの人に知られている。このメロディは昔からあって流布していたものだが、1855年に[Londonderry Air ロンドンデリーの歌]として楽譜化されたのが印刷されたものの最初で、作曲者は知られていない。
[Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)]Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars) アントニオ・カルロス・ジョビンの書いた曲で、ボサノヴァ曲のなかでもとくに有名なものだ。ブラジル語の題名は、リオデジャネイロ市の郊外でコパカバーナ海岸の近くにある、標高710メートルの岩山の名からきている。
[Chattanooga Choo-Choo]Chattanooga Choo-Choo ゴードン作詞、ウォレン作曲でグレン・ミラー楽団が’41年に録音した曲だ。そしてそのレコードがヒットして、同年の映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた。
[Caldonia]Caldonia フリースィ・ムーアが’46年のミュージカル映画『Swing Parade of 1946』に書いた曲で、そのなかではルイ・ジョーダンが歌い演奏した。だが実際にはウディ・ハーマン楽団がファースト・ハード時代の’45年に吹きこんでいるので、書かれたのは少し前のようだ。
[Bill]Bill カーンが作曲し、ウドハウスが作詞し、ミュージカル【Show Boat】に使われた曲だ。舞台ではヘレン・モーガンが歌い、彼女の歌も彼女も大変有名になった。また’36年のユニヴァーサルの映画化『Show Boat』でもやはり彼女が歌い、’51年のMGM版ではエヴァ・ガードナーが歌っている。
[Best Things in Life Are Free, The]The Best Things in Life Are Free デスィルヴァ、ブラウン、ヘンダーソンの三人組が’27年のミュージカル【Good News】に書いた曲で、なかではメアリィ・ローラー Mary Lawlor とジョン・プライス・ジョーンズが歌った。