[Moonglow]Moonglow これは’34年にデランジ、ミルズが作詞し、ウィル・ハドソンが作曲したもので、ハドソンとデランジのオーケストラが録音したレコードが最初だった。が’56年の映画『Picnic』(Columbia)に使われて大きくリヴァイヴァル・ヒットし、モリス・ストロフ Morris Stoloff のオーケストラのものとジョージ・ケイツ George Cates のオーケストラのものが売れた。
[Moon River]Moon River これはマーサー作詞、マンスィーニ作曲のひろく知られている曲で、オードリィ・ヘップバーン主演の’61年の映画『Breakfast at Tiffany’s ティファニーで朝食を』(Paramount)に使われた。
[Lullaby of Broadway]Lullaby of Broadway これはアル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲の’35年に書かれた曲で、同年のミュージカル映画『Gold Diggers of Broadway』(Warner)に使われた。そのなかではウィニ・ショー Wini Shaw が歌い、この曲は創設二年目のアカデミィ主題歌賞をもらった。
[Lover]Lover この曲はロジャーズ/ハートの’32年の作品で、同年のミュージカル映画『Love Me Tonight』(Paramount)に使われ、そのなかではジャネット・マクドナルドがこれを歌った。
[Love Me or Leave Me]Love Me or Leave Me これはガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲の’28年の作品で、ルース・エティングの持ち歌として大変有名になった曲だ。エティングが同年のエディ・キャンターの主演のミュージカル【Whoopee】で歌った。
[Love Is Just Around the Corner]Love Is Just Around the Corner これはロビンとゲンスラーの共作となっているが、事実上はロビン作詞、ゲンスラー作曲で、’34年のミュージカル映画『Here Is My Heart』(Paramount)に使われた曲だ。
[Just One of Those Things]Just One of Those Things これはコール・ポーターの有名な作品で’35年10月のミュージカル【Jubilee】のために書かれた曲だ。そのなかではジューン・ナイトとチャールズ・ウォルターズ Charles Walters によって歌われた。
[I’m Glad There Is You]I’m Glad There Is You これはポール・マデイラ、ジミー・ドースィの手になる’42年の作品だ’41年にジミー・ドースィのバンドは[Amapola]と[Green Eyes]で大ヒットを飛ばしていたから、それに較べればこの曲は大きなヒットではなかった。
[I’ll Take Romance]I’ll Take Romance ハマースタイン二世が作詞し、ベン・オウクランドが作曲した’37年のワルツで、同名の映画『I’ll Take Romance』(Columbia)の主題歌として使われた。これはそのなかではグレイス・ムーアによって歌われ、またその後トニー・マーティンのレコードによってヒットした。
[I’ll Close My Eyes]I’ll Close My Eyes この曲はバディ・ケイ作詞、ビリー・リード作曲の’45年の作品だ。ティン・パン・アレイ型の曲で、映画、ミュージカルとは関係ないが、あまり資料がなく詳しいことが判らなかった。ヒットしたのは’47年で、同年のミュージカル映画『Sarge Goes to College』(Monogram)に使用されている。