[If You Could See Me Now]If You Could See Me Now ジャズ・ピアニストで作曲家でもあったタッド・ダメロンが’46年に書いたインストゥルメンタルで、作詞家のカール・スィグマンが言葉をつけた曲だ。もっともクレディットのほうは二人共作ということになっている。
[I Want to Talk About You]I Want to Talk About You 映画、ミュージカルとは関係なく、ビリー・エクスタインが’44年につくった曲だ。エクスタインは’43年にアール・ハインズ楽団をやめてソロ歌手としての活動をはじめたが、翌’44年の春にバップ運動の起点となるビッグ・バンドをつくっている。
[I Thought About You]I Thought About You ジョニー・マーサー作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲の’39年の作品で、映画、ミュージカルとは関係のない曲だ。これはベニー・グッドマン楽団でミルドレッド・ベイリィが歌ったレコードがヒットした。
[I Can’t Get Started]I Can’t Get Started ヴァーノン・デュークの’35年の曲でアイラ・ガーシュウィンが作詞し、’36年のレヴュー【Ziegfeld Follies of 1936】に挿入使用された。そのなかではボブ・ホウプとイヴ・アーデン Eve Arden がこの曲を歌った。
[Have You Met Miss Jones?]Have You Met Miss Jones? ロジャーズ・アンド・ハートの’37年のミュージカル【I’d Rather Be Right】のために書かれた曲で、そのなかではジョイ・ホッジス Joy Hodges とオースティン・マーシャルが歌った。
[Goody, Goody]Goody, Goody これはジョニー・マーサー作詞、マット・マルネック作曲の’36年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。この曲名は Goody-goody と表記されている場合もある。
[Golden Earrings]Golden Earrings ジェイ・リヴィングストン、レイ・エヴァンズ作詞で、ヴィクター・ヤング作曲の’46年の曲だ。翌年の映画『Golden Earrings』(Paramount)に挿入使用され、主演のマレーネ・ディートリッヒが歌った。
[Fever]Fever 作詞、作曲がジョン・ダヴェンポートとエディ・クーリィという二人の人物にクレディットされているが、実際はロックの黒人シンガー・ソング・ライターのオウティス・ブラックウェル Otis Blackwell が’56年にダヴェンポートという偽名を使って書いたものだ。
[Day by Day]Day by Day サミー・カーン、アクセル・ストーダール、ポール・ウェストンの[I Should Care]を書いたトリオがその翌’45年に書いた曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。
[Cottage for Sale, A]A Cottage for Sale バンド・リーダーのウィラード・ロビソンが’30年につくった曲で、ラリー・コンレイが作詞している。映画、ミュージカルに関係なく、ティン・パン・アレイの曲でもなく、ロビソンが自分のバンドのために書いたものだ。