[Blue and Sentimental]Blue and Sentimental カウント・ベイスィ、ジェリー・リヴィングストン、マック・デイヴィドの三人が作った’38年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。この曲の詳しい資料は見つからなかったが、ベイスィとリヴィングストンがインストゥルメンタルとして’38年に作曲し、デイヴィドが’47年に作詞したものだ。
[Blame It on My Youth]Blame It on My Youth ピアニストで役者でもあったオスカー・レヴァントが’34年につくったもので、エドワード・ヘイマンが作詞している。レヴァントはミュージカル映画にも非ミュージカル映画にもよく出ていたが、この曲は映画やミュージカルとは関係なく単独でつくられたようだ。
[Avalon]Avalon B・G・デスィルヴァが歌詞を、ヴィンセント・ロウズが曲を書き、アル・ジョルソンがウィンター・ガーデン劇場の彼のショウ【Sinbad】で歌った曲で、’20年にクレディットされている。
[A-Tisket, A-Tasket]A-Tisket, A-Tasket 元もとは童謡の曲だが、エラ・フィッツジェラルドとアル・フェルドマンが歌詞、メロディ、編曲を工夫してスウィング・ナンバーとして仕上げたもので、’38年のヒット曲となった。
[I Get a Kick Out of You]I Get a Kick Out of You これはコール・ポーターが’34年のミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、そのなかではエセル・マーマンとウィリアム・ギャクストンが歌った。第一幕のカーテンがあがってほんの3分後にこの曲は歌われたが、ミュージカルのなかではこういう重要な曲はずっとあとのほうで出してくるのが普通なので、これはまったく異例のことだった。