[Don’t Fence Me In]Don’t Fence Me In コール・ポーター作の’44年のミュージカル映画『Hollywood Canteen』(Warner)に使われた曲で、そこではロイ・ロジャーズ Roy Rogers が歌った。
[Careless Love]Careless Love 有名なトラディショナルで、作者は不明である。ただし《歌曲大辞典》には1840から1895年ごろのあいだに成立したものと書かれていて、’11年に最初の楽譜が出版されている、とある。
[Bye Bye Blues]Bye Bye Blues ハム、ベネット、ロウン、グレイの四人の作になる’30年の曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。これはチャールズ・F・ラミス Charles F. Lummis 作詞、ジェイムズ・H・ロジャーズ James H. Rogers 作曲の’12年の曲[The Star]に基づいて書かれたと《歌曲大辞典》にはあるが、その曲についても、そしてどこがどう基づいて書かれたのかについても調べえなかった。
[Baltimore Oriole]Baltimore Oriole ホウギィ・カーマイケル作曲、ポール・フランスィス・ウェブスター作詞の’42年の曲で、映画やミュージカルとは直接関係ない曲だ。が二年後に、ヘミングウェイ原作でカーマイケル自身も出演した映画『To Have and Have Not』(Warner, ’45)のサウンド・トラックに、インストゥルメンタル曲として使用された。
[April Showers]April Showers デスィルヴァ作詞、スィルヴァース作曲で’21年のアル・ジョルソンのミュージカル【Bombo】に使われた曲で、ジョルソンの得意のナンバーになった。
[All Through the Night]All Through the Night コール・ポーターがエセル・マーマン、ヴィクター・ムーア Victor Moore らの出演するミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、’34年の作品である。