第5巻」カテゴリーアーカイブ

[Last Time I Saw Paris, The]The Last Time I Saw Paris

オスカー・ハマースタイン二世とジェロウム・カーンの’40年のヒット曲で、映画やミュージカルとは関係なくつくられている。ハマースタインは子供のころからパリをよく知っていてパリが大好きだったので、ドイツ軍のパリ占領(1940年6月)に心を痛め、駆られるようにしてこの詩を書いたという。

[It’s a Sin to Tell a Lie]It’s a Sin to Tell a Lie

ビリー・メイヒューが’36年につくった曲で、これは日本人でも知らない人がいないくらいに有名なスタンダード曲となった。しかしこのメイヒューはこの曲ばったりという人で、他にヒット曲はおろか一つも作品がなく、この人の素性、経歴などは1889年生れ’51年没ということ以外はまったく判らなかった。

[I Cover the Waterfront]I Cover the Waterfront

’33年の同名の映画のためにヘイマン、グリーンの二人によって書かれた曲だが、映画の完成が早かったのでその初版にはこの曲は使われなかった。がラジオでベン・バーニィ Ben Bernie と彼のオーケストラの奏するこの曲がヒットし、結果としてその映画の再版以後のものにはサウンド・トラックに挿入されている。

[I Could Write a Book]I Could Write a Book

ロジャーズ/ハートが’40年のミュージカル【Pal Joey】に書いた曲で、これにはヴィヴィアン・スィーガル Vivieanne Segal と、プロードウェイ・ミュージカルには唯一の主演となったジーン・ケリーが出演し、なかでジーン・ケリーとリーラ・アーンスト Leila Ernst がこの曲を歌った。