第4巻」カテゴリーアーカイブ

[Everybody Loves My Baby]Everybody Loves My Baby

これは’20年代にブルースなど多くの曲を書いているスペンサー・ウィリアムズの曲で、1924年にジャック・パーマーと二人でつくったものだ。’25年2月にアイリーン・スタンリー Aileen Stanley が吹き込んだレコードがヒットして、ヒット・チャートの五位まで昇り、三週間チャートに名を連ねた。

[Duke’s Place (C-Jam Blues)]Duke’s Place (C-Jam Blues)

エリントンの作になるお馴染みのブルースで、普通には[Cジャム・ブルース]という名で通っている。ヴァーヴ Verve のレコード《Ella at Duke’s Place》のライナー・ノウツでレナード・フェザー Leonard Feather が書いている説明によれば、これも例によって最初はエリントン・バンドのインストゥルメンタルだったが、のちに歌詞がつけられてヴォーカル曲になったという。

[Call Me Irresponsible]Call Me Irresponsible

もとはフレッド・アステア主演でつくられることになっていた’55年の映画『Papa’s Delicate Condition』のためにカーン/ヴァン・ヒューゼン組が書いた曲だが、これは実現せず、’63年にジャッキー・グリースン Jackie Gleason 主演で同題名でつくられ、グリースンがそのなかで歌った。