[Make Someone Happy]Make Someone Happy ジュール・スタインが作曲した1960年のミュージカル【Do Re Mi】のなかの曲で、作詞はベティ・コムデン、アドルフ・グリーンのコンビが担当している。スタインは前作の【Gypsy】がよすぎたせいか、この【Do Re Mi】も悪くはなかったものの前作に較べてやや低調というような評価がなされている。
[Make Believe]Make Believe オスカー・ハマースタインニ世が作詞と台本を、ジェロウム・カーンが作曲を担当した1927年のミュージカル【Show Boat】のなかの曲である。【Show Boat】は最初のアメリカのミュージカルであるという解釈、評価がなされている。
[Love Is a Many Splendored Thing]Love Is a Many Splendored Thing 1955年の同名の映画『Love Is a Many Splendered Thing 慕情』の主題歌で、ポール・フランスィス・ウェブスターとサミー・フェインが書き、’55年度のアカデミー主題歌賞を取っている。
[Lady Is a Tramp, The]The Lady Is a Tramp 1937年のロジャーズ&ハートのコンビによるミュージカル【Babes in Arms】に挿入された曲で、[My Funny Valentine]、[Johnny One Note]、[Where or When]などとともにスタンダード曲として残っている。
[Jersey Bounce]Jersey Bounce 1941年にタイニィ・プラッドショーのバンドに在籍していたサックス奏者のポビィ・プラターによって作編曲された曲で、ロバート・ライトによる作詞は多分もう少しあとのことだろう。
[I Get Along Without You Very Well (Except Sometime)]I Get Along Without You Very Well (Except Sometime) これはホウギィ・カーマイケルの書いたもののなかでも地味であまり知られていない曲の一つだ。とても綺麗で素晴らしい歌で、なかでもピリー・ホリデイの歌うこれは絶品で私の大好きな曲である。
[If I Could Be with You (One Our Tonight)]If I Could Be with You (One Our Tonight) ヘンリー・クリーマーともう伝説的になってしまったピアニストのジェームズ・P・ジョンソンの’26年の作品だが、’30年と書かれてあるものもあり、その理由は私にははっきりとは判らなかった。
[I Don’t Know Why (I Just Do)]I Don’t Know Why (I Just Do) フレッド・E・アーラートがロイ・タークと書いた’31年の作品で、当初の人気はそれほどでもなかったがご40年代になってトミー・ドースィ楽団がシナトラの歌で吹き込んで有名になった。
[I Cried for You]I Cried for You 作詞家でのちにプロデューサーとして活躍するアーサー・フリードが、作詞の仕事をし始めて直ぐの作品で、フリードは作曲のナスィオ・ハープ・ブラウン Nacio Herb Brown と組むのだが、これはそれよりも前にアーンハイムと書いた曲で、フリードにとって初のヒット作となった。
[Goodnight Sweetheart]Goodnight Sweetheart レイ・ノウブルが作曲し、キャンベル、コネリーのコンビが作詞して、1931年のレヴュー【Earl Carroll’s Vanities】に使われた曲である。