[Shadow of Your Smile, The]The Shadow of Your Smile ポール・フランスィス・ウェブスター作詞、ジョニー・マンデル作曲で’65年の映画『The Sandpiper』(MGM)の主題歌として使われた曲である。主演はエリザベス・テイラー、リチャード・バートン、監督はヴィンセンティ・ミネリで、カリフォルニアの中部の海の素晴らしい情景とともに、この曲のメロディが背景に流れた。
[Secret Love]Secret Love サミー・フェイン作曲、ポール・フランスィス・ウェブスター作詞で、映画『Calamity Jane』(Warner, ’53)に挿入使用された。その映画にはドリス・デイ、ハワード・キールが主演し、この曲はドリス・デイが歌ってアカデミィ主題歌賞も獲得している。
[Baltimore Oriole]Baltimore Oriole ホウギィ・カーマイケル作曲、ポール・フランスィス・ウェブスター作詞の’42年の曲で、映画やミュージカルとは直接関係ない曲だ。が二年後に、ヘミングウェイ原作でカーマイケル自身も出演した映画『To Have and Have Not』(Warner, ’45)のサウンド・トラックに、インストゥルメンタル曲として使用された。
[I Got It Bad (and That Ain’t Good)]I Got It Bad (and That Ain’t Good) ウェブスター作詞、エリントン作曲の’41年の作品で、ブロードウェイではなく西海岸(L.A.)で上演された黒人ばかりのレヴュー【Jump for Joy】に挿入され、アイヴィ・アンダーソン Ivie Anderson がエリントン楽団の伴奏で歌った。
[Recado Bossa Nova (The Gift)]Recado Bossa Nova (The Gift) もとはブラジル人の手になる曲だが、この二人の人物はブラジルでは知られていないようで、どうやらアメリカ在住のブラジル人らしい。もちろんこの歌にはブラジル語の歌詞がついていて、ブラジルでもヒットした。
[Love Is a Many Splendored Thing]Love Is a Many Splendored Thing 1955年の同名の映画『Love Is a Many Splendered Thing 慕情』の主題歌で、ポール・フランスィス・ウェブスターとサミー・フェインが書き、’55年度のアカデミー主題歌賞を取っている。
[Invitation]Invitation これはブロニスロー・ケイパーが作曲して1952年の同名の映画『Invitation』(MGM)にインストゥルメンタルとして背景に使われた曲だ。が《The New Real Book: vol.3》などの曲集のクレディットには’44年とあり、厳密には’44年に書かれたようだ。
[Black Coffee]Black Coffee これはソニー・バークの書いた曲にポール・フランスィス・ウェブスターが作詞した’48年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。ヒット曲と言えるほどではなかったが、時代とともにスタンダード曲になってきた曲である。
[Time for Love, A]A Time for Love 1966年の映画『An American Dream』に使われた曲で、ジョニー・マンデルが作曲し、それにポール・フランスィス・ウェブスターが作詞した。そのなかでは主演のジャネット・リーが歌ったが、声はジャッキー・ウォード Jackie Ward が吹き替えていた。