[When You Wish Upon a Star]When You Wish Upon a Star ウォルト・ディズニーの長編漫画映画『Pinocchio ピノキオ』(RKO)の主題歌で、ネッド・ワシントン作詞、リー・ハーライン作曲の’40年の作品だ。サウンド・トラックでは〝ウクレレ・アイク〞ことクリフ・エドワーズがこれを歌った。
[Stella by Starlight]Stella by Starlight これはヴィクター・ヤングの曲で、ネッド・ワシントンが作詞し、’46年にクレディットされている。しかし正確には’44年の映画『The Uninvited』(Paramount)に使われたので、二年まえにすでにつくられていたようだ。
[Nearness of You, The]The Nearness of You この曲は、’40年にホウギィ・カーマイケルが作曲し、ネッド・ワシントンが作詞したとクレディットのうえではなっていて、映画、ミュージカルとは関係ないが、正確にはカーマイケルがパラマウント映画の仕事をしていた’37年につくったものらしい。
[Ghost of a Chance, A]A Ghost of a Chance (I Don’t Stand a Ghost of a Chance with You) ビング・クロズビィとネッド・ワシントン作詞、ヴィクター・ヤング作曲の’32年の作品で、映画やミュージカルとは関係のない曲だ。
[Wild Is the Wind]Wild Is the Wind ワシントンとティオムキンの二人が書いた’57年のアンナ・マニヤーニ Anna Magnani、アンソニィ・クウィン Anthony Quinn 主演の同名の映画『Wild Is the Wind 野性の息吹き』の主題歌である。
[On Green Dolphin Street]On Green Dolphin Street ラナ・ターナー Lana Turner、ヴァン・ヘフリン Van Heflin、ドナ・リード Donnna Reed らが主演した’47年の映画『Green Dolphin Street』の主題歌で、音楽を担当したブロニスロー・ケイパーの書いた曲にネッド・ワシントンが作詞している。
[My Foolish Heart]My Foolish Heart ダナ・アンドルーズ Dana Andrews とスーザン・ヘイワード Susan Hayward 主演の1949年の映画『My Foolish Heart』の主題歌で、ヴィクター・ヤング作曲とネド・ワシントン作詞で作られた。原作はJ・D・サリンジャー J. D. Salinger の’48年の短編《コネティカットのウィギリー叔父 Uncle Wiggily in Connecticut》で、《ライ麦畑で捕まえて The Catcher in the Rye》など彼のほかの作品は映画化による改変が激しく、〝原作者から「映画化と称する」ことへの承認を得られず、サリンジャー作品の映画化はこれだけだ〞という指摘もあったほどだ。
[Hundred Years from Today, A]A Hundred Years from Today これはジョウゼフ・ヤングとネッド・ワシントンが作詞し、ヴィクター・ヤングが作曲した曲で、キャスリン・ペリー Kathryn Perry 主演の’33年のルー・レズリィのレヴュー【Blackbirds of 1933-34】に使われた。
[I’m Getting Sentimental over You]I’m Getting Sentimental over You この曲はネッド・ワシントンとジョージ・ベイスマンが1932年につくったもので、最初に’34年11月にダンス・バンドとして結成されたばかりのドースィ・ブラザーズ楽団の演奏がチャートの20位にランクされた。しかしこれはまだいい出来とは言えなかった。