[I’ve Heard That Song Before]I’ve Heard That Song Before これはサミー・カーンとジュール・スタインが一緒につくった最初の曲で、1942年の作品である。そして同年のミュージカル映画『Youth on Parade』(Republic)に使われ、なかではボブ・クロズビィ楽団が演奏した。
[Bye Bye Baby]Bye Bye Baby これはリーオ・ロビン作詞、ジュール・スタイン作曲で1949年のブロードウェイ・ミュージカル【Gentlemen Prefer Blondes】に使われた曲だ。主演はキャロル・チャニング(1921-)で、彼女がこの曲を歌った。
[Sunday]Sunday ジュール・スタインの最初のヒット曲で、1926年につくったものだ。彼がシカゴのアーノルド・ジョンソン Arnold Johnson のオーケストラのピアニスト兼アレンジャーだったときにこれを書いたが、それにはまだ歌詞がなかった。
[It’s You or No One]It’s You or No One サミー・カーン作詞、ジュール・スタイン作曲で、1948年の映画『Romance on the High Seas』(Warner)に使われた曲だ。そのなかでは主演のドリス・デイが歌った。物語りは、題名からも察せられるように、船の上で展開するロマンスである。
[Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!]Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! これはサミー・カーンとジュール・スタインが1945年に書いた曲で、大きなヒットとなり、ヴォーン・モンロウ(1912-’73)の歌と彼の楽団のレコードが翌年チャートのトップを飾った。だが歌詞にはクリスマスへの言及がなく、ただ漠然と冬を表現しているにすぎず、厳密にはクリスマス曲として意図されたものではなかった。
[I Believe]I Believe サミー・カーン作詞、ジュール・スタイン作曲で1947年の映画『It Happened in Brooklyn』(MGM)に使われた曲である。映画にはフランク・シナトラとジミー・デュランティ、キャスリン・グレイソン、タップダンサーのビリー・ロイ Billy Roy が出演し、この曲はまず冒頭でバックに流れ、つぎになかほどでシナトラとデュランティとロイが交互に歌った。