[Last Time I Saw Paris, The]The Last Time I Saw Paris オスカー・ハマースタイン二世とジェロウム・カーンの’40年のヒット曲で、映画やミュージカルとは関係なくつくられている。ハマースタインは子供のころからパリをよく知っていてパリが大好きだったので、ドイツ軍のパリ占領(1940年6月)に心を痛め、駆られるようにしてこの詩を書いたという。
[Fine Romance, A]A Fine Romance ドロスィ・フィールズ、ジェロウム・カーンの二人がRKO映画『Swing Time』に書いた曲で、なかでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが歌った。その後カーンの伝記に基づいたミュージカル映画『Till the Clouds Roll By』(’46)にも使われた。
[Ol’ Man River]Ol’ Man River ハマースタイン二世とカーンによる’27年のミュージカル【Show Boat】のなかの曲で、そのなかではジュールス・ブレドソウ Jules Bledsoe とコーラスが歌った。
[Yesterdays]Yesterdays カーン、ハーバックによる’33年のミュージカル【Roberta】に挿入された曲で、ほかにもこのミュージカルには[Smoke Gets in Your Eyes]などのヒット曲が入っていた。
[Make Believe]Make Believe オスカー・ハマースタインニ世が作詞と台本を、ジェロウム・カーンが作曲を担当した1927年のミュージカル【Show Boat】のなかの曲である。【Show Boat】は最初のアメリカのミュージカルであるという解釈、評価がなされている。
[All the Things You Are]All the Things You Are ジャズのスタンダードとしてはトップの方に位置する、大変有名な曲だ。ただ、たいていは演奏でそれもごく速いテンポで奏されるものとして、知られてきたと思う。歌としてはその内容からもゆっくりとしたバラードでしか歌いようのない曲である。
[Can’t Help Lovin’ Dat Man]Can’t Help Lovin’ Dat Man これはハマースタイン二世とジェロウム・カーンがミュージカル【Show Boat】に書いた曲で、’27年の有名な作品だ。なかではヘレン・モーガン、ノーマ・テリス Norma Terris、ハワード・マーシュ Howard Marsh らが歌った。
[Song Is You, The]The Song Is You これはハマースタイン二世作詞、ジェロウム・カーン作曲で1932年のミュージカル【Music in the Air】に使われた曲だ。そのなかではテュリオ・カーミナティ Tullio Carminati とナタリィ・ホール Natalie Hall がこれを歌った。
[Who?]Who? オットー・ハーバックとオスカー・ハマースタイン二世が作詞し、ジェロウム・カーンが作曲して、1925年のミュージカル【Sunny】に使われた曲である。そのなかではマリリン・ミラーとポール・フローリィ Paul Frawley が歌った。
[Pick Yourself Up]Pick Yourself Up ドロスィ・フィールズ作詞、ジェロウム・カーン作曲の1936年の作品で、同年のミュージカル映画『Swing Time』(RKO)に使われた。そのなかでは始まって間もなくのところで、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズがこの曲を歌った。