[Chattanooga Choo-Choo]Chattanooga Choo-Choo ゴードン作詞、ウォレン作曲でグレン・ミラー楽団が’41年に録音した曲だ。そしてそのレコードがヒットして、同年の映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた。
[Side by Side]Side by Side これは1927年にハリー・ウッズが書いた曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。ヴォードヴィルでダンカン・スィスターズ Duncan Sisters に歌われてヒットし、’27年にはバンジョー奏者から歌手になったニック・ルーカスNick Lucas の歌がヒット・チャートで3位に、ポール・ホワイトマン楽団の演奏が3位に、アイリーン・スタンリーとジョニー・マーヴィンのデュエットが7位に、クリフ・エドワーズの歌が12位に入った。
[Try a Little Tenderness]Try a Little Tenderness この曲はそれほど知名度があるとは言えないが、根強い人気をもっている曲で、ウッズ、キャンベル、コネリーの共作という形で1932年に作られている。この三人はいずれも作詞と作曲の両方をやるが、キャンベルとコネリーは二人で組んで作詞している曲が多く、ウッズは作曲が本業のようだ。
[What a Little Moonlight Can Do]What a Little Moonlight Can Do これはハリー・ウッズ作詞曲によるもので、1934年の英国映画『Road House』(Balcon/Gaumont)に使用挿入された曲だ。ただし英米の研究書の多くで、この曲が使われた場として、’30年のヘレン・モーガンらが主演した米映画『Roadhouse Nights』(Paramount)と’48年のアイダ・ルピノらが主演した米映画『Road House』(TCF)に間違えた表記が見られた。