[You Stepped Out of a Dream]You Stepped Out of a Dream ガス・カーン作詞、ネイスィオウ・ハーブ・ブラウン作曲で、1940年の作品だ。翌’41年にアーサー・フリードがプロデュースした映画『Ziegfeld Girls』に使われ、トニー・マーティンによって歌われた。
[All God’s Chillun Got Rhythm]All God’s Chillun Got Rhythm ガス・カーン作詞、ウォルター・ジャーマンとブロニスロー・ケイパー作曲で、マークス兄弟の映画『A Day at the Races』(1937)に使われた曲である。そこではデューク・エリントン楽団をバックにアイヴィ・アンダーソン Ivie Anderson がコーラスとともに歌った。
[Nobody’s Sweetheart]Nobody’s Sweetheart カーン、アードマン、マイヤーズ、シューベルの四人の’24年の作で、レヴュー【The Passing Show of 1923】がニューヨークで開演したあと、暫くしてから挿入され使われた。
[Ain’t We Got Fun]Ain’t We Got Fun カーンとイーガンが作詞し、ホワイティングが作曲した’21年の曲で、ヴォードヴィルでジョージ・ワッツ George Watts が最初に歌った。
[Yes Sir, That’s My Baby]Yes Sir, That’s My Baby カーン作詞、ドナルドソン作曲で、’25年に歌手のエディ・キャンターのために書いたもので、キャンターが歌ってヒットした。また同年ジーン・オースティンの歌ったレコードもよく売れてヒットした。
[It Had to Be You]It Had to Be You これはアイシャム・ジョーンズの楽団の1924年のヒット曲で、ガス・カーンが歌詞をつけている。映画、ミュージカルには関係なくても、ジョーンズ楽団のレコードがヒット・チャートのトップにあがって、その位置を5週維持した。同年にはさらにマリオン・ハリスの歌が3位まで、ウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズの歌が6位までのぼり、ビリー・マレイ Billy Murray とアイリーン・スタンレイ Aileen Stanley、ポール・ホワイトマン楽団などのレコードもチャート入りし、またサム・ラーニン Sam Lanin、ケイ・トンプソン Kay Thompson らのレコードも出た。
[Love Me or Leave Me]Love Me or Leave Me これはガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲の’28年の作品で、ルース・エティングの持ち歌として大変有名になった曲だ。エティングが同年のエディ・キャンターの主演のミュージカル【Whoopee】で歌った。
[I’ll See You in My Dreams]I’ll See You in My Dreams ガス・カーン作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲で’24年に映画、ミュージカルとは関係なくつくられた曲で、ジョーンズのバンドがこれを演奏してヒットした。
[Chloe (Song of the Swamp)]Chloe (Song of the Swamp) これは作詞ガス・カーン、作曲ニール・モレットで1927年につくられた曲である。モレットはチャールズ・ダニエルズの別名だ。同じ[Chloe]というアル・ジョルソンの同名異曲があるので、この曲は括弧して Song of the Swamp と言われる。
[Carioca]Carioca カーン、エリスクが作詞、ユーマンズが作曲して、’33年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのコンビの映画第一作『Flying Down to Rio』に挿入された曲である。