[Two Sleepy People]Two Sleepy People フランク・レッサーが作詞し、ホウギィ・カーマイケルが作曲して、1938年の映画『Thanks for the Memory』(Paramount)に使われた曲だ。そのなかではボブ・ホウプとシャーリー・ロスが、主題歌[Thanks for the Memory]と同じく、これを歌った。
[Luck, Be a Lady]Luck, Be a Lady フランク・レッサーが’50年のミュージカル【Guys and Dolls】に書いた曲で、そのなかではロバート・アルダが歌った。このミュージカルはプロデューサーのサイ・フォイアー Cy Feuer とアーネスト・マーティン Ernest Martin が、【South Pacific】の成功に刺激されて、デイモン・ラニアン Damon Runyon (1884-’46)の短編小説《The Idyll of Miss Sarah Brown》をミュージカル化しようとしたものだった。
[I Hear Music]I Hear Music 共作となっているが、レッサー作詞、レイン作曲で、’40年のミュージカル映画『Dancing on a Dime』(Paramount)に使用された曲だ。この映画にはグレイス・マクドナルドが出演し、この曲はロバート・ペイジ Robert Paige、ピーター・ヘイズ Peter Hayes、フランク・ジェンクス Frank Jenks によって歌われた。
[Baby, It’s Cold Outside]Baby, It’s Cold Outside フランク・レッサーが’48年に書き、’49年の映画『Neptune’s Daughter』(MGM)に使われた。この映画はエスター・ウィリアムズ主演のコメディで、リカルド・モンタルバン Ricardo Montalban、レッド・スケルトン、ベティ・ギャレットらが出演し、なかではウィリアムズとモンタルバンがこの曲を歌い、そのコメディ版をスケルトンとギャレットが歌った。
[Spring Will Be a Little Late This Year]Spring Will Be a Little Late This Year 詞、曲ともフランク・レッサーが書いた曲で、’44年の映画『Christmas Holiday』(Universal)に挿入使用された。この映画はサマーセット・モーム原作で、ディアナ・ダービン Deanna Durbin、ジーン・ケリーらが主演し、ミュージカル映画ではなかったがダービンがこの曲を歌った。
[On a Slow Boat To China]On a Slow Boat To China これはフランク・レッサーが映画やミュージカルとは関係なく’48年につくった曲で’48年と’49年のヒット・ソングとなった。
[Heart and Soul]Heart and Soul ホウギィ・カーマイケルは’37年にソング・ライティング・スタッフとしてパラマウント映画社に入ったが、そこでフランク・レッサーとつくったものの一つがこの曲で、翌年の短編映画『A Song Is Born』に挿入された。
[If I Were a Bell]If I Were a Bell フランク・レッサーが’50年のミュージカル【Guys and Dolls】に曲と詩を書いたもので、オリジナル・キャストでは修道女セアラ役のイザベル・ビグリー Isabel Bigley が歌った。博打打ちのスカイはロバート・アルダ Robert Alda が演じたが、彼はなんといっても’45年の映画『Rhapsody in Blue アメリカ交響楽』でジョージ・ガーシュウィンの役を演じたのが見事に当った。
[I’ve Never Been in Love Before]I’ve Never Been in Love Before この曲はフランク・レッサーの作詞・作曲で、1950年のミュージカル【Guys and Dolls】に挿入された。そのなかではロバート・アルダとイザベル・ビグリー Isabel Bigley が歌った。
[Moments Like This]Moments Like This フランク・レッサー作詞、バートン・レイン作曲で、1938年の映画『College Swing』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではフローレンス・ジョージ Florence George が歌った。