[Way You Look Tonight, The]The Way You Look Tonight ジェロウム・カーンが作曲して、ドロスィ・フィールズが作詞し、1936年の映画『Swing Time』に使われた曲である。フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画で、この二人が音楽を担当すれば、おそらく当時では最高の布陣だったろう。
[Exactly Like You]Exactly Like You ドロスィ・フィールズ作詞、ジミー・マクヒュー作曲で、ルー・レズリィの’30年のレヴュー【International Revue】に使われた曲だ。そのなかではハリー・リッチマン Harry Richman が歌った。このショウは失敗に終ったが、もう一曲[On the Sunny Side of the Street]がスタンダード曲として残った。
[On the Sunny Side of the Street]On the Sunny Side of the Street フィールズ、マクヒューのコンビが、ルー・レズリィの’30年のレヴュー【International Revue】のために書いた曲で、そのなかではハリー・リッチマンとガートルード・ローレンスによって歌われた。
[Fine Romance, A]A Fine Romance ドロスィ・フィールズ、ジェロウム・カーンの二人がRKO映画『Swing Time』に書いた曲で、なかでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが歌った。その後カーンの伝記に基づいたミュージカル映画『Till the Clouds Roll By』(’46)にも使われた。
[I’m in the Mood for Love]I’m in the Mood for Love フィールズ/マクヒューのコンビは’27年から三年間コットン・クラブの仕事をするが、それを終えて’30年代に入ってミュージカルに映画にと傑作を次つぎと発表し始める。
[Don’t Blame Me]Don’t Blame Me フィールズとマクヒューの二人によって書かれ、’32年の【Clowns in Clover】というシカゴのレヴューに挿入されたが、このレヴューはあまり当たらなかったようで、従ってブロードウェイでも上演されず、これについては詳しいことは判らなかった。
[I Can’t Give You Anything But Love]I Can’t Give You Anything But Love ドロスィ・フィールズとジミー・マクヒューのコンビが書いた曲で、最初は’27年の【Harry Delmar’s Revels】に入れられた。そこではこの曲は大西洋横断飛行を成し遂げたリンドバーグ Charles Lindbergh への賛辞として[I Can’t Give You Anything but Love, Lindy]となっていたというが、デルマーがこれを嫌ってすぐに落としたらしい(ショウ自体が続かなかったという記録もあった)。
[Pick Yourself Up]Pick Yourself Up ドロスィ・フィールズ作詞、ジェロウム・カーン作曲の1936年の作品で、同年のミュージカル映画『Swing Time』(RKO)に使われた。そのなかでは始まって間もなくのところで、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズがこの曲を歌った。