[Left Alone]Left Alone ビリー・ホリデイの遺作となったことで知られているスタンダード曲だ。彼女は’59年7月に亡くなったが、その一、二年前、当時彼女の伴奏をしていたピアニストのマル・ウォルドロンと二人でこの曲をつくった。
[Lady Sings the Blues]Lady Sings the Blues ピアニストのハービィ・ニコルズの書いたメロディにビリー・ホリデイが歌詞をつけてできあがった曲で、’56年の作品だ。彼女はトニー・スコット編曲の七人編成のバンドで同年六月にこの曲を吹きこんでいる。
[God Bless’ the Child]God Bless’ the Child ビリー・ホリデイが作り歌った曲の一つで、アーサー・ハーゾグ・ジュニアが仕上げている。作ったのは資料によって’39年、’40年両様の記述があった。彼女の録音は’41年5月9日に行われ、’42年にコロンビア傘下のオウケイ Okeh から出て、チャートでは25位までいった。
[Don’t Explain]Don’t Explain 言わずと知れたビリー・ホリデイの曲で、亭主がカラーに口紅をつけて帰ってきてなにか下らない言い訳をするので、思わず口をついて出たビリーの言葉から作られた歌である。その話しの真偽の程は定かではないという説もあったが、歌詞の意味は全体に誤解の余地のない曲で、ホリデイらしい雰囲気が漂っている。作ったのは’39年らしく、この時彼女は Decca に録音したという説もある。
[Fine and Mellow]Fine and Mellow この曲はビリー・ホリデイの書いた有名なブルースで、’39年につくられている。これは当時レコード店を経営していたミルト・ゲイブラーがコモドアという自分のレイベルから出した二枚のレコードの表裏四曲のうちの一つで、最初は[Strange Fruit]の裏に入っていた。